コマンドライン

Insight Studentコマンドラインは、ネットワーク管理者によるInsightコンピュータの管理をより柔軟性のあるものにしてくれます。これらのコマンドはApple Remote Desktopなどといった他社製エンタープライズ管理ツールや中央管理ソリューションなどいくつかのツールやソリューションと組み合わせて実行することができます。これにはたとえば、SSH経由によるリモートコンピュータとの接続中に使用できるターミナルでの実行コマンドなどがあります。

コマンド説明

--help

このアプリを表示します。

--settings

このコンピュータに保存されている現在の設定を表示します。

--uninstall

このコンピュータからInsight Studentをアンインストールします。

--securityToken

セキュリティトークンを定義します。

提供された場合、値は「--env」と最後に指定することで環境変数として引き渡されます。

例:

TOKEN="token" ADMINPSWD="password1" sudo insightstudent --securityToken --adminPassword --env

--adminPassword

Insight管理者パスワードを定義します。

提供された場合、値は「--env」と最後に指定することで環境変数として引き渡されます。

例:

TOKEN="token" ADMINPSWD="password1" sudo insightstudent --securityToken --adminPassword --env

--connectorAddress "value"

値は任意の有効なIPアドレスを使用できます。

--defaultClassId "Class ID"

指定された値に対してデフォルトのクラスIDを設定してください。

注記:クラスIDにスペースがある場合、クラスIDを引用符で囲う必要があります。

例:

--defaultClassId "Home 100"

--menuBarIcon true | false

メニューバーのInsight Studentアイコンを表示または非表示します。

--changeClassId true | false

生徒がInsightでクラスIDを変更することを有効または無効にします。

--monitorKeystrokes true | false

モニタリングキーストロークを有効または無効にします。

--requirePermission true | false

TRUEで設定された場合、画面録画の際にTeacherはStudentからの許可を得る必要があります。

これらの設定は次から確認できます:

  • macOS Ventura以降:システム設定→プライバシーとセキュリティ

  • macOS Monterey以降:システム環境設定→セキュリティーとプライバシ→プライバシー

MDMソリューションを使用して設定する、または各コンピュータで手動で設定することができます。

--webHistory true | false

Student機のウェブ履歴の追跡を有効または無効にします。

注記:ウェブ履歴を有効にすることでブラウザ拡張機能がインストールされます。

--installBrowserExtension

このオプションを設定することでStudentのシステムにブラウザ拡張機能がインストールされます。

--restrictWiFi "value1,value2..." | --allowAllWiFi

Insightのアビリティを有効にしてシステムが接続可能なワイヤレスネットワークを制限します。

--help--settings--uninstallのコマンドを除き、その他のコマンドは同時に複数のオプションを持つ場合があります。

パスワード及び/またはトークンが指定されると、コマンドがパスワードの入力を促しますのでそれを確定します。パスワード及び確認用パスワードで入力された文字列は端末でエコーされることはありません。

コマンドラインがサードパーティの管理ツールで実行された場合、完全パス/usr/local/bin/insightstudentを指定して[root]ユーザーとしてコマンドが実行される必要があります。

サードパーティー管理ツールを使用する場合、パスワード及び確認用パスワードの入力を避けるために--envを末尾に指定して環境変数としてパスワードとセキュリティートークンを引き渡す必要があります。コマンドはすでに「root」として実行されていますので[sudo]は使用しないでください。

サンプルコマンドラインのシナリオ例:

Terminal.appサードパーティ管理ツール([root]ユーザーとして実行)説明

sudo insightstudent --settings

/usr/local/bin/insightstudent --settings

現在の設定を印刷します。

sudo insightstudent --adminPassword

ADMINPSWD="password" /usr/local/bin/insightstudent --adminPassword --env

管理者パスワードを設定し、プロンプト画面でパスワードと確認用パスワードを入力します。

sudo insightstudent --securityToken

TOKEN="token" /usr/local/bin/insightstudent --securityToken --env

セキュリティートークンを設定し、トークンと確認用トークンを入力します。

sudo insightstudent --adminPassword --defaultClassId "Home 100" --menuBarIcon false --changeClassId true --connectorAddress "192.168.0.1"

ADMINPSWD="password" /usr/local/bin/insightstudent --adminPassword --defaultClassId "Home 100" --menuBarIcon false --changeClassId true --connectorAddress "192.168.0.1" --env

複数オプションを組み合わせて管理者パスワード、デフォルトのクラスID、Insight ConnectorのIPアドレスを設定します。

sudo insightstudent --uninstall

/usr/local/bin/insightstudent --uninstall

Insight Student をアンインストールします。

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