ワイヤレスネットワークとInsight

Insightは、教師と生徒がワイヤレスネットワークで接続されている環境で機能するように設計されていますが、このタイプの環境下で製品を使用する際に教師と生徒の両方が良いユーザー経験を得るためにはいくつかの懸念に対処する必要があります。

ワイヤレス環境の種類

現在利用可能なワイヤレスデバイスのほとんどは閲覧やメディア消費を十分にサポートしていますが、一般的に企業グレードのワイヤレスネットワークはデプロイ規模が大きい場合により信頼性の高いパフォーマンスを提供してくれます。また、エリア内の干渉による問題を避けるために管理者がネットワークの調整をすることができる機能が豊富に用意されている場合が多いです。

Faronicsは企業グレードのワイヤレス機器の使用を推奨していますが、特定のベンダーやアクセスポイントを推奨することはありません。

ワイヤレス標準および送信レート

様々なワイヤレス標準のパフォーマンス能力を考慮し、Faronicsでは少なくとも802.11n (Wi-Fi 4)送信レートの能力を持つワイヤレスハードウェアの使用を推奨しています。802.11acまたは802.11ax送信レート (各Wi-Fi 5、Wi-Fi 6)の能力を持つアクセスポイントを使用することでパフォーマンスが向上します。

Faronicsは802.11n標準以前のワイヤレスネットワークの使用を推奨していません。

AP アイソレーション/クライアントアイソレーション

ワイヤレスネットワークの中には個々のクライアントを隔離するように設定されており、まるで彼らが独自のネットワークに接続しているかのようにしているものもあります。その場合、生徒クライアントはアクティブ状態の教師コンソールを検出することができず、教師コンソールと通信をするためにInsight Connectorの使用が必要となる場合があります。